トレイルバイクを作る
03/04/19



2002年3月某日

私トレールライディング大好き、山走り歴10余年のJCFダウンヒルエキスパートクラスでも走る40代のオヤジです。

山用MTBは、10年近く7000番系のアルミリジットフレームに乗っておりました。
が、あの硬さにはもう年齢がついて行けず、昨年秋にとうとう悲願のXCフルサスを大金叩いて購入したのです。
それからというもの身体への負担は著しく軽減され、毎週週末にはあちこちのトレールを存分に走り回っておりました。
ところが、いつしか走りながらある疑念が湧き出してきたのです。

下りに関しては非常に楽しいフルサスですが、いくら昨今は高性能といってもリジットの様な加速感や軽快感は無く登りはやはりちと辛く、担ぎ区間ではもがき苦しむばかりなのです。
さらにリヤが100mmストロークもあっては、下りもついつい過激に攻め込んでトレールを走ってしまう事もしばしば。
下りをレーススピードで飛ばしたいならDHバイクでDHコースへ行くべきで、トレイル(山道)を走るときは公道のつもりで走らなければなりません。
ついつい飛ばしすぎてしまう高性能なフルサスよりも、やはりアナログなリジットが恋しい。
そう、クロモリのリジットならば身体にもやさしく振動も吸収してくれて、登りも下りも楽しめるトレイルライドのよき友になってくれるのでは?と思いついたのです。

クロモリリジットでクロカンレース用でもない、山サイ用(担ぎ専門)でもない、D系専用でもない、ある程度の軽さと強度を満たしたトレイルライド用。
そう、たとえばOTAKEのトレイルヘッドの様なフレームがほしい!
重量は出来れば1.7kg以内、リッチーロジックの様なチューブを使って。





2002年4月某日

実はこの一ヶ月ほど、トレイルヘッドを買うべきか東洋フレームのテスタッチ・タイト2を買うべきか、いろいろ悩んでいました。
双方共に大変設計者の意図が反映されていて、共感できる部分が多分にあります。
が、その反面に私が希望する部分とのズレも微妙に気になってもいたのです。

トレイルヘッドはカンチ台座を排除して、シートステイを柔らかめにすることで衝撃吸収性を持たせているのが好感をもちました。
さらにハンガー位置を低めにして、下りでの絶大な安定感を引き出しているようです。
しかしトレイル専用としても重量1.8kg超と重く、フォークを100mm+αのスケルトンとして登りよりも下り125mmストロークが使えるように、どちらかというと下りをメインとして設計されています。
しかもそのクラスのフォークは軒並み重量2kgぐらいあって、それではフルサスじゃないのに13kg以上ののバイクを作るようになってしまいます。
担ぐことと軽快さを考えると、できれば12kg以内に抑えたいし・・・・。

テスタッチのタイト2はたぶん私の欲しい物だと思いました。
こちらもトレイルヘッド同様リッチーロジックWCSチューブを使用して重量は1.77kgと少々控えめですが、ガセットやディスク用の補強はしっかり入っています。
スケルトンは80mmストロークのフォークに合わせてあり、今年流行の可変式フォーク(80mm-100mm)を使えば、クロカン的な走りも山を下ることも両立できそうです。
さらにだぶん登りがダルくならないように、また振動吸収性も考慮してチェーンステイの絶妙なつぶしがなされているのでしょう。
しかしヘッドの剛性を考えての、あのインテグラルヘッドというのが・・・・。
せっかくのクロモリの細く繊細なチューブワークに対して、ヘッドパイプだけがドカーンと太いのはどうも私的にはいやなのでした。


こうしてあれやこれやと考えているうちに、ある結論に達したのです。
これはもういっそのこと、クロモリのオーダーしかないかな?と。

各部寸法は、去年まで乗っていた8年ぐらい前のパークプリ(アルミ)がすんばらしい登り性能を持っていたので、それを基準にして更に下りも楽しめるようにしてみたいと思います。
古いフレームなので、60mmストロークぐらいのサスに合わせたスケルトンですから、もちろん今度は80mmストロークのサスに合わせます。
取り付けるサスは可変式のマルゾッキMXC-ECC(80-100mm)かマニトウブラック(80-100mm)、もしくはFOXフロート(100mm)にする予定です。
ブレーキは前後ディスク使用が前提で、タイヤはミシュランHOT-S2.1を使う予定です。

山道は公道と称しながらも、ずいぶんハイスペックでは?と感じかもしれませんが、やはり下りは少しでも楽をしたいのと一度ディスクブレーキに慣れてしまうと、もうVではちょっと・・・・。
ウエット時に、リムとシューの間に入ったジャリの擦れる音がいたたまれませんですからね。
後は、シートステイのV対策もしなくて良いでしょうし。



やがて私はクロモリのオーダーフレームでは定評のある桐生市のフレームビルダー、ライジンワークスへ足を運ぶこととなった。





2002年5月某日

さて私が知るクロモリのパイプと言えば、前出のリッチーロジックWCSやタンゲのプレステージ又はウルトラライトぐらいでした。
それらのタンゲ商標は私がマウンテンバイクに乗り始めた頃、あこがれの自転車には必ずと言ってよいほど誇らしげにそのエンブレムやスッテッカーが貼ってあって、指をくわえて眺めていたものです。
しかしその後アルミフレーム全盛の時代となり、コストが安く技術もある台湾が世界中のアルミフレーム生産の一大拠点になるにしたがい、やがてタンゲは手間がかかりコスト高なクロモリパイプの生産を中国に移してしまいました。
残念ながら現在のタンゲクロモリパイプは、以前のような軽さと強度を持つものではない様で、殆ど忘れ去られた存在となってしまっています。

そんな訳でライジンさんでは、今でも国内で軽量クロモリパイプを少量生産しているカイセイ(旧石渡)のニッケルクロムチューブというのを使っています。
この素材は通常のクロモリに比べ溶接時の熱に強く、溶接部の強度が保てるという優れた素材です。
さて私ので使用するチューブは0.8mm−0.5mm厚、太さは上28.6φ、下31.8φが良いだろうとのことで、フレームサイズ430mmくらいなら重さ1.7Kgぐらいで行けそうです。
そしていよいよ私の希望するトレイルバイクの寸法出しが始まっていきました。

よくフレームのサイズはシートチューブ長で表されますが、おそらくこのページをご覧になっている多くの人が知っている通り、跨った時の体感的な大きさはトップチューブ長で決まり、次にホイールベースが乗車した時の大きさとなります。
フレームのサイズ的な部分はこの辺りでおおむね決まりますが、ここからがそのフレームの性格の付け所となってゆきます。
リヤセンター長、フロントセンター長、シートアングル、ヘッドアングル、ハンガー下がり、等など。
これらを5mm〜10mmや1〜2度程度の角度を変えただけで、乗り味や性格は全く別物になってしまいます。
一般的にXC向けであれば登りが得意で安定感のある、トップ長目のキャスター立ちぎみスケルトンになっていて、下り系の多くはリヤセンターを短くして回転性を重視し、寝かせたヘッドアングルで安定したハンドリングを出しています。

シートチューブ 430mm C-T
トップチューブ 560mm 水平
535mm C-C
ヘッドチューブ 105mm  
リヤセンター 425mm C-C
フロントセンター 610.8mm C-C
ハンガー下がり 30mm    
シートアングル 72度  
ヘッドアングル 70度  

さて私の狙いは、登りもこなせて下りも楽しめるという大変欲張りなその中間的なものです。
まずシートチューブは430mmと、身長170cmの私には丁度良いサイズです。
トップチューブ長はちょっと短めで、ヘッドアングルは80mmストロークのフォークに合わせても70度とやや寝ぎみ程度ですが、下りでは100mmとなるのでさらに寝て安定したハンドリングとなるでしょう。
シートアングルも登り性能を高める為にやや寝かせ、全体的な安定感と衝撃吸収を考慮してリヤセンターは短すぎないといった長さです。

これだけだと、普通に売ってるエントリーユーザー向けMTBとさほど変らないなと思うかもしれませんが、そこはさすがオーダーフレーム。ジオメトリー以外にも各部こだわってもらいました。
まずブレーキ台座はカンチなしのディスク台座のみ、もちろんシートステイはストレートで、衝撃吸収性も良い

塗装前ほぼ完成の状態、フィレット仕上げが美しい

と思われます。
またブレーキ用のアウター受けは無く、ディスク専用のすっきりとしたオイルライン装着台座を付けてもらう事にしました。
さらに高峰山等での使用も考慮してチェーンステイをワイド化し、リヤ2.5インチタイヤの装着を可能としました。
ヘッド周りの剛性対策としては、まずヘッドチューブの上下端に一回り大きいパイプを溶接してもらいテーパー状の仕上げとしました(これで剛性確保とヘッドの広がりも防ぐ事が出来ます)。
続いてダウンチューブの付け根には、ガセットも入れて耐久性を持たせてもらうことにしました。


と、こんな感じで各部が決まり、いよいよパイプに火が入っていったのでした。








2002年7月某日


6月中旬のとある日に、ついに塗りあがったニューフレームと対面することとなりました。

まず、このオレンジが我ながら最高に気に入っています。
見本のオレンジメタリックに、更にラメ多目でオーダーした特別色なのです。
オーダーフレームって、色も選べるからそれで悩むのもまた楽しいのですよ。
天気の良い日の太陽に当たった時の光り方がたまらなく良く、また仲間からの評判も高く、大変良い気分をさせていただいています。


さてパーツをセレクトするにあたっては、上り・下り2つの側面から相反する部分のそれぞれを、どこまで歩み寄って快適にできるかを突き詰めて考えてみました。
これはある意味10余年に及ぶ私のMTBキャリアの、知恵と知識と懐やりくり術の集大成とも言えるでしょう。
重量については『お金で買う』傾向が強く、今回は予算上なるべくリーズナブルな範囲に留めていますのでこれは是非、世のおとうさんライダーも参考にしていただきたいと思います。(いずれはチビチビ軽量化していくつもりですが・・・)

フォークはトレイルの下りを快適に楽しむ為には必須の100mmストロークで、上りで楽ちんな縮めてロックできるマルゾッキのECC機能付きをチョイスしました。
このMXC-ECCは’02に初登場。マルゾッキお得意のオープンバス式で、ダンピングはオイル、スプリングにはエアーを使用している為プリロード調整がとても簡単。
アウターケースは同社のハイエンドモデルのマラソン同様ブレーズ一体成型でありながら、定価42000円という驚きのリーズナブルプライスを実現して、重量も1.6kg(カタログ値)に抑えているという超お買い得モデルなのです。
ハンドルも下りでの操作性を考慮してボントラガーの低めのライザーバーとしましたが、トップチューブ長が短めな為、ステムは上りのポジション出しに100mmとしてみました。
ブレーキは効き味には定評のあるヘイズの油圧6インチXC用で、これまた楽ちん&安心制動です。しかもマグネシウム製で軽量だし。
ヘイズは一度エア抜きをしっかり行えば、もう後は逆さにしょうが転ぼうが1年間ぐらいノーメンテでもへっちゃらなのがありがたいブレーキなのです。
そして侮れないのがタイヤ。
リヤはアプローチでの転がり抵抗を抑える為に、ラウンド形状で四角いブロックが均一に配列されているボントラガー・ジョーンズAC2.1を、フロントにはクッション性と横グリップの良い、ミシュラン・WGホットS2.1を装着しました。
ホットSは重さ630g(2.1サイズ)と軽くは無いのですが、かつてのZ-MAXの様にブロックが捩れてグリップするタイプなのでグリップ走行をしやすくし、トレイルの路面にはとてもローインパクトなタイヤです。
トラクションも良いので、ダートの登りがメインなコースではリヤにも履かせようと思っています。
後は長時間ライドでのお尻を支えるサドルには、SDGのベルエアーをチョイス。
今まで比較的軽量薄型サドルを使ってきましたが、ベルエアーは座面が広くパットも多く安定感がある割にはぼってりせずにスタイリッシュなデザインが魅力的なサドルです。
それを軽量&強靭なトムソン・エリートピラーでがっちりクランプします。
コンポーネントはシマノXT・LXミックス。
予算の関係上、それで充分なものはあえて上級グレードにはしていません。
むしろLXのシフターって、XTやXTRよりも軽いんですよね。
クランクセットも、チェーンリングが小さいのでXTが一番軽いのでした。
フロントディレイラーはLXで充分だし、リヤもXT止まり。
そのうちにリヤだけは軽量なXTRに変更するつもりですが。

フレームの方は、まだ長距離ライドをしていないので良くわからないのですが、下りに関してはアルミのリジットとは比べようが無いほどラクチンです。
アルミの突き上げが「カンカンカン」に対して、クロモリは「トントントン」といった感じで落ち着いた味付けになっていて感動しました。
コーナーリング時も接地感が良くて、スライドさせるよりオングリップの方がたいがい自然な感じです。
登りはどうしてもアルミと比べるとまったり感がありますが、ロスはしてないはずなので、ペダリングの仕方や慣れしだいだと思っています。

重いパーツが結構多いので現状で12kgを越えている様ですが、今後11kg台前半にするべく、パーツをちょくちょく変えていくのもまた楽しみです。
ホイールやハンドルは大きく軽量化の余地が残っていますし。


トレイルバイクが完成して1ヶ月ほど経ちますが、梅雨時はなかなか思うように走りにいけずもどかしい思いをしていました。
いよいよ夏本番、本格的なロングライドでこのフレームの味を堪能してみたいと思う今日この頃であります。





2002年8月某日

今年の夏は久々に沢山走りました。
ダウンヒルレースをやる様になるまで、そう4〜5年前まではよく炎天下ライドをしていたもんです。
真夏の辛い暑さの中で忍耐強く走っていると、不思議と冬に風邪を引かないのですよこれが。

しかもクロモリフレームは走っていて楽しいのです。
けっしてスプリント的な走りは好みません。
しかし、左右交互にある程度のトルクを加えながら坦々とペダリングしていく走り、ほんの気持ち重めのギヤ比が丁度良い感じです。
力強いペダリングではなく、僅かに踏み込む程度でBBシェル付近が幾分たわんでくれるので、その反発を利用させてもらうことでバイクが進み次の踏み込みも楽になるという訳なのです。
アルミの様なダイレクト感がない分、それも結構曖昧でOKですしね。
2〜3時間程度のきついヒルクライムでも、案外足には来ていませんでした。
ただ調子に乗って、いつもの自分よりオーバーペースで走れば自滅してしまいますが・・・・。

正直言うと、舗装路の登りではぐいぐい登るアルミの方が早いのでは?と思いました。
ダイレクト感がない分柔らかく感じるのです。
でもたぶんそれは素材特性から来るフィーリングで、実際のスピードというのは変らないのではないかと思います。
ところがダートの登りになると、その様相は一変してしまいます。
まるでショートストロークのリヤサスが付いているかのごとくトラクションがかかってくれて、タイヤの空転を防いでくれますし、振動もかなり吸収してくれるので身体への負担が大きく軽減されました。
そのため5〜6時間のライドでも思う存分楽しむことができる、という訳なのです。

フレームのジオメトリーに関しては私の狙い通り、そこそこ登れて下りも楽しむには文句無いできだと自負しております。
しいて言えば、登りでフロントフォークを縮める為ヘッドが立ちフロントセンターが少々短くなります。
この状態の時はホイールベースも短くなるので少々安定感が悪くなります。
それを考えればトップ長を545mmか550mmぐらいにして、もう少しクロカン寄りの性格にしてもよかったかな?ぐらい。
でもそうすればそうしたで下りの時はうんぬん、となってしまうのでしょうね、きっと。

さあトレイルはこれからがシーズンとなって行きます。
能書き垂れるより走れ!が私のモットーですので、次第にダウンヒル比率を減らしてトレイルライド率を高めていきたいと思っています。
秋本番を前にどこへ行こうか、頭の中は膨大なプランが渦巻いております。
その中で自分の体力に見合うプランをセレクトして、これからのシーズンを満喫していきたいと思っています。


ではまた、次回は劇的にパーツが交換された時にでもまた筆をとることと致しましょう。
新型XTRも気になるし、他のタイヤも履きたいし、ホイールやハンドルで軽量化も図りたいし、サスももっと軽くしたいなぁ・・・・・・





2003年4月某日

クロモリフレームのトレイルバイク制作構想から早1年が経ちました。
完成後は、実にあちらこちらと走り回りましたねぇ、乗り回しましたですねぇ。
特にこの秋冬は、ほとんど毎週のようにこのトレイルバイクが私の山走りのお供でした。
したがって、クロモリのいい所・悪いところが否が応でも解ってしまった次第なのであります。
そこで誠に僭越でありますが、私の経験値から独断と偏見に満ち溢れたクロモリトレイルバイク制作の為の、注意点やアドバイスをさせていただきたいと思います。

まず最初注意してもらいたいのは、クロモリはアルミに比べて素材自体が『しなやか』であるという点です。
言い換えれば『たわむ』とでも言えましょうかね。
したがって、アルミの硬い(7000番系など)フレームに乗りなれた方には、踏み込んだ時のダイレクト感や進み具合にかなり物足りなさを感じる事があるでしょう。
ただしこれは、フレームに幾つかの手を加える事によって大きく様変わりしてしまいます。
そこがまたクロモリフレームの面白い所で、ジオメトリーやパイプの潰し加工やガセット等で、お好みの味付けが出来てしまうのです。

【独断的クロモリ・トレイルバイクのカテゴリー】

   XC系 オールラウンド系 下り系
性格 良く進む又は登る軽量フレーム、安定感あり、リヤ少し固め
衝撃吸収性重視、登り下り兼用、どちらかというと少々下り寄り、全体的に柔らかめ 回転性能や剛性重視、取り回しやすい、全体的に固め

ジオメトリー リヤセンター:短目
トップ:長目
ヘッド角:立ちぎみ
(ゲイリーフィッシャーのジェネシスジオメトリー等)
リヤセンター:並
トップ長:並かちょい短目
ヘッド角:並


リヤセンター:短め
トップ長:並か短め
ヘッド角:並か寝ぎみ


パイプの加工等 ダブル又はトリプルバテッド、チェーンステイ潰しあり ダブルバテッド、シートステイのベンド加工もあり か パイプ太めで丈夫な物、三角小さめ
ガセット 特になし

ヘッド付近に必要

ヘッド付近やチェーンステイ付け根にあり
フォークストローク 80mm〜100mm 100mm〜120mm 120mm〜130mm


【組み付け時や取扱いの注意点】

@錆び対策
クロモリというのは、いわゆるスチール、簡単に言えば鉄な訳です。
鉄といえば、水分による錆びという厄介な敵に対策を施さなくてはなりませんね。
組み付け前、フレームだけの状態の時パイプ内部にオイルを行き渡らせるのです。
何かの本に「粘度低めのフォークオイルがいい」なんて書いてありました。
私の場合、それがいつまでもどこかしらか染み出してきそうでいやなので、各穴からスプレーオイル(適当に余っていたもの)をシューシュー吹きかけています。

雨でも走った半年後にBBを外してみましたが、BBやBBシェル共全く錆びは出ていませんでした。
それ以前の心構えとして『高圧洗車はしない』『さんざん濡れた後は、シートピラーを抜いてしばらくパイプ内部を乾燥させる』等の配慮が必要と思われますが・・・・。

Aグリスアップ
アルミフレームに乗り続けていると怠りがちですが、シートピラーにはしっかりとグリスアップしてあげましょう。
鉄とアルミが固着してなかなか抜けなくなってしまうんです。
雨ざらしにしてあるママチャリのピラーが、ぴくりとも抜けなくなってしまうことがありますよね。
ちなみにトムソンなら表面にギザギザがあるので、グリス無しでも大丈夫のようです。
それでもパイプ側は塗ってあげましょうね。

また、BBやBBシェルのねじ山にもたっぷりとグリスをぬってあげましょう。

ヘッドパーツ圧入部分はどうでしょう。
これはプロショップでもグリスアップするしないの二者あるようですが、思うに後で色を塗り替えたりヘッドパーツを付け替える可能性があるならグリスアップするべきでしょう。
固着して外せなかったでは、しゃれにならない場合もあるでしょうからね。


とまあ、以上気が付いたことを並べてみました。
こんなこと今更、というところもあるかもしれませんが、クロモリフレームと長く付き合うためには必要と思いましたのであえて書かせてもらいましたのであしからず。

ではまた、今度はいつだろう・・・・
あー、カーボンハンドルほしいなぁ





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