Xテラ・ジャパン・チャンピオンシップ2004丸沼 参戦記  by じゃんぬ
てっきり3位と思いながらも、感動のゴールを決めたジャンヌ。結果は優勝でした!
04アドベンチャーレース参戦記はこちら。
03アドベンチャーレース参戦記はこちら。


5月某日、清水さんから電話があった。
「丸沼でエクステラ!開催されるよ!!」って…思わず、「ほんとぉ〜っ!!」
近所迷惑な位の大声だったと思う。
申しこみ開始が待ちどおしく、愛しくさえ感じたのに…レース当日1週間前位からネガティブな気持ちが大きくなった。
あの、勢いは???
ウ−プスのみんなにも、「どうすればテンション上がる?」って聞きまくってたよね〜
アドの思いがけもない優勝で燃え尽きてしまったのか?レースにエントリーしたことさえ後悔してた。
行きたくない…やりたくない…
そのままレース当日を迎えてしまった。
天気も悪い…。足取りも重い。きっと、不細工な顔してる。
行きの車の中でも、一人寝たあたし。

とうとう、会場に着いてしまった。清水家にココで会えた〜
ちなみに、今回は、旦那(以下、ダ−)の付き添いと、ライトに出る友人のきむリンと一緒。
清水家は夫婦で参加!なーんか、清水さんやる気満々の顔だァ〜さすがぢゃん☆
きむりんもワクワク顔☆
じゃんぬは?といえば…いまだプチ不細工顔(泣)

しかし、ほんと!天気悪い〜☆
霧がかかってて、小雨降ってるし、寒いぢゃン!!(怒)
ココで泳ぐの?って思ってたら…ダー(主人)が「天気悪いな〜湖もガスってるし、シャーク出そうだよ〜」って???
ココは湖だって言うの!サメが出るわけないじゃん!!

全ての準備が終わり、いよいよレース!その前にルール、コース説明。
参加者は超!真剣な顔☆
ジャンヌなんて、モアイ像見たいな顔だよ〜(笑)
今回のレース内容は・・・
スイム1、2km、バイク25km、トレイルラン10kmの設定だったけれど、直前に悪天候のためスイムが800mに短縮された。


☆スイムの800m☆
いよいよレース開始だ、水が冷たい。
1分前…あたし緊張してる!!みんなの言葉も耳に入らないくらい…。
13時スタート!
ゆっくり、行くから〜って言ってたくせに、ロケットスタートしちゃったじゃんぬ。
清水さんはどうしただろう?
いろんな方向から手や足が飛んでくる!水もいっぱい飲んだ!心拍が一気に上がった!
くるちい〜自分のペースが全く掴めない!
クロール?できない!身体が動かないっ!
あっという間に他の選手は行ってしまった…
もう、ダメ〜苦しくって心臓が出そう〜って事しか考えられなかった。
思いきって背泳ぎに変更!でも心拍は下がらない、平泳ぎにも挑戦!立ち泳ぎぢゃン!?NG(泣)
もう、棄権したい〜ビリっけつの方だ〜
ライフセーバーのお兄ちゃん、助けて〜って何度も言おうと思った。
でも、辞めなかった…気が着いたら古式泳法の「横泳ぎ」してた(笑)

800mと言っても直線的に泳いで折り返すのではなくて、「ブイ」が2個浮かんでるので、トライアングルに進んで2周するのだ。
1周終わって1度、浅瀬に上がり、もう1周とするといった感じ。

やっと1周が終わってさあ、2周目だ!あたし生きてるよ〜(笑)
今度はクロールで頑張って泳いだよ〜、後ろはまばら…人が少ない。みんな行っちゃった〜って思ったよ。
とにかく、次はパラダイスMTBだァ〜。
ウェットを脱ぎながらMTBのある場所まで走る。意外に石が多くて皆、足が痛かったみたいだけれど、じゃんぬは・・・サンダルを用意しておいてくれたので、軽快な走りだった…ハズ。
スイムが終わってホッとしたのか?
豪快にウェットを脱ぎ捨てた。(後で見たら…あの脱ぎ捨てははずかしいね)
いよいよMTBだ〜っ!今回のコースはテクニカル的要素を存分に味わえるコースにしたって言ってたっけ。


☆MTB☆
バイクトランジッションのあと本部前や駐車場内等ギャラリーの沢山いる前を通過する演出のあるコース。
歓声が聞こえ鳥肌が立つ!ガンガンに飛ばす!トレイルが待ってるの〜!そう!あたしを(笑)
あんなにブルーだったあの気持ちはイズコへ???ってくらい元気になってた。

湖畔沿いのゆるやかなアップダウンが1Kくらい(キッズ&ライトコースはここで折り返し)
途中、見覚えのある後ろ姿が…ん?清水さんだった。
お互いの存在を確認した後、今回のレースのために作ったと思われる湖畔沿いの激しい?難しい?コースへと進む。
崖下に転落する恐れ大。実際に数人落ちていた。
途中、清水さんが「俺達、飛ばしすぎか?」じゃんぬ、「そんな事ないよ!いつものウ−プススタイルだよ〜」・・・とまたしても野人と化してしまった(笑)

湖畔沿いのアップダウンを繰り返し、丸沼と別れて国道を横切り丸沼高原スキー場内を通過。
もう、楽しくてレース忘れちゃったよ〜☆勿論、お叫びもした「気持ちいい〜っ」てね。
再び国道を横切りジープロードを6KM位?登る。結構、コノ登りはきつかった!
傾斜が緩やかになってきた頃、これまた今回のレースのために作ってしまったシングルトラックの下りに入る。
新しい道のため路面は締まっておらずタイヤ滑りやすい。
土がふかふかで山の匂いが新鮮だった☆トレイル好きにはかなり楽しめるコース。

途中、何度転んだ事だろう?
「頑張れ☆じゃんぬ!頑張れFUEL!」と、転ぶたびに自分に言い聞かせていると「集中力!集中力!」と声を掛けてくれる男性が居た…惚れたねっ☆
この男性の励ましに何度助けられた事だろう?転んでも,転んでも立ちあがった・・・そう、ロッキー・バルボアのようにね(笑)
みんなライバルなのに、お互いを励まし合ってたし、シングルトラックを楽しんでた気がする。
それから、参加者の多くはトライアスロン出身が多いため、かかなりこのコースには手こずっていたみたい。

出だしは激坂下りもあるが後半は湖畔沿いの快適な道となり、いよいよMTBも終わり?
歓声が徐々に近づいてくるとギャラリーの待つバイクゴール。
ココまで来て「左のふくらはぎ」がつってしまいそうになった。ココまでか?じゃんぬ!?
無視・無視・大丈夫!イケル!最後まで行こう!って言い聞かせた。
会場に戻るといろーんな人の拍手や応援の声に鳥肌が立っちゃった!カッコ良くない?じゃんぬぅ〜って感じ(笑)
いろんな声が聞こえたと思うけれど、正直憶えていない。
ただ、フルスロットル状態の、自分の心拍と息使いだけは良く聞こえた、聞こえすぎってくらい(笑)
さあ、いよいよラストのトレイルランだ!

バイクを降りてトランジッションに入らなきゃイケなかった事をすっかり忘れてて、スタッフに注意されてしまった。
しかも、その様子をカメラで撮ってる人がいるじゃな〜い?恥ずかしい〜


☆トレイルラン☆
意外に不思議だったのが、へろへろになっていない自分の身体だった。依然、ふくらはぎは危うい感じだったけど
この際、どうでも良かった。
再び、湖畔沿いを走ったわけだけど、岩場&ガレ場?
人の走る所ではないのは言うまでもないけれど、ひたすら走った。
すぐに山の中へ入ったけれど、ココがまた楽しい〜もう、野人でもなくて獣よぉ〜?!
ロープをつたって登る所で、何を思ったのか?ま、少しでも楽に〜?なんて思ったわけだけど、ロープにまたがって登ったじゃんぬ。
後ろから登ってきた人も当然、ロープを使ったわけで、そのロープがピーンと張って股に・・・後は想像してね☆
登りきると、会場へ続く、舗装路に出た。
エイドステーションがあり、水を身体へかける。
あんなに寒いと言っていたのが信じられないくらいに身体は熱くなっていた…・でも、水かけたらチョット冷たかった(笑)

トレイルランも、設定されたコース5kmを2周する。
後、1周!これで全て終わっちゃう!後悔しないようにゴールしたい!って強く思った。
・…とまた見覚えのある後ろ姿。清水さんだ!
ペースをあげて近づき、声を掛ける。
お互い黙々とトレイルを走る。
ロープセクションもスマートに?こなした(笑)
再び、舗装路に出た。いよいよラストラン!
この時に清水さんと話しながらゴールを目指した。
お互い脚がツリそうなこと、気持ち良いよね?とかね(笑)

会場の賑わいが聞こえ始め、スタッフの姿もチラホラ見え始め、あたし達を誘導してくれた。
あーっ、もう終わりなんだな〜って思ってたら、きむリンが笑顔で手を振ってる。
近づくと「じゃんぬ、女子3位だぞ!ゴール、みんなで待ってるから、飛びきりの…最高の笑顔でゴールしろよっ」
「????まーた、またウソ言わないでよ〜きむりん!」と言い終わる前に、「こんな状況でウソ言ってられるかよ!とにかく最高の笑顔だぞ!」・・・と。
まさか〜?とホントに?の想いに駆られ、ゴールを目指す。後チョット。
あ〜っ☆見えた〜ゴールだァ!清水さんテープカットしてる〜いいなあ〜☆
あ、笑顔?ん?気がついたら、空に向かい両手を上げていた。


ゴール後、皆の戦いぶりを称え合った。
あんなに苦しかったのに皆、ケロッとして話しもできたし(笑)
少し落ち着くと、自分の身体が泥だらけ、キズだらけなのにはビックリした。
ビジュアル的にクール&キレイ系を目指してるじゃんぬには耐えられない事である…そんなわけ、全くナイナイ(笑)

泥だらけのバイク、身体を洗ってさっぱりした後に、リザルトが出たので見に行った。
ホントに3位なわけ?
156・156・・・!!!!
うっそーーーーっ☆優勝????
何度も何度も見ちゃった!
まるで、受験の時の合格発表のような心境だったね〜。
これには、ダ−もきむリンもビックリして、大喜びしてくれた!
じゃあ、先にゴールした二人は???
「エリート」の二人だった。
この時,清水さんは泊まりだった為、宿に移動してしまった後で、まだ知らない。

表彰式が始まる前に、清水夫妻登場☆
優勝しっちゃった事を伝えると清水さん、すっごい大きな声で「ほんとかよ〜!!!」と喜んでくれた。
すぐにでも、ウ−プスの皆に知らせたいね!って話してたんだけれど、何せ…山奥。携帯はつながらない。

表彰式も無事?終わった。
霧が濃くなってきて、ライトアップされた会場は神秘的な空間に思えた。
1つ、ビックリしたのは女子総合と年代別の両方GETできた事。
マウイのワールドシリーズの参加権利を取得できた事だった。
正直,実感は全くなかった、じゃんぬ。
商品は何が貰えるの?の方が気になって仕方なかった(笑)
もう1つ、こっちは残念な事なんだけれど、「ウ−プス」でエントリーしたのに表彰式の時!一言も言ってもらえなかった!!!残念で仕方ない〜。

エクステラ…きつかった。終わっちゃった。
大きな課題が出来た…そう、スイム強化!横泳ぎ…カッコ悪すぎ(笑)
MTB,トレイルラン…ダイスキ☆
MTBはもっと、もっと鬼のように!下れるようになったらいいなァ〜
許されるならば、ウ−プスの皆で走りたいくらい、気持ちがよく、楽しかった☆コース

マウイ行き…未だにどうするかは迷っていたけれど、諦めることに決めた。
ニ度とない大きなチャンスかもしれないって思うけれど…
その代わり?!来年は二冠☆を目指そう!ってチョット思い始めてる、ずうずうしいじゃんぬ(笑)

携帯のつながる所まで来た時に、884さんに報告メールした。
自分の事のようにとても喜んでくれた!
感動して涙が出そうになった。
喜んでくれる家族・友人・仲間が居るっていいね〜シアワセ☆


2004年9月  じゃんぬ=根津 菜穂子

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