2002
6月のトレイル
UPDARE 02/06/29





梅雨時の僅かな雨上がりの合間を縫って、近くの山へ行った。


雨は上がれど、トレイルはしっとりと湿っている。
また、あり余る水分を含んだ夏草の草息も旺盛だ。


止んでいたはずの雨が、山の上の方に来るとまた霧雨となって煙っていた。


休んでいてもすっかりと冷え込んだ身体に先を促す。


こんな時期でもやはりトレイルは楽しい。
森の木の葉が雫をさえぎってくれて、泥はねは案外少ない。


ふと気が付けば霧雨は止み、空がわずかに明るくなっていた。
しかしトレイルはもう終わりだ。


雨上がりを待って昼からの出発では長い行程は望めない。
僅か2〜3時間のライドでも梅雨空が待っていてくれたことに感謝しつつ、ジャリのダートでタイヤの泥を飛ばして帰るとしよう。


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